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個別記事の管理2011-09-27 (Tue)
第3日曜の連休2日目。
19日月曜の朝。

9時ごろに目覚めた母は多少ふらつきながらも
いつものようにしっかりした足取りで
顔を洗い、歯を磨き、トイレにも行きました。

パジャマの背中が汗で湿ってたので
レンジでチンしたあっつあつのタオルで身体を拭いてから
新しいパジャマに着替えてもらいました。

それから前日に伏見屋のおねーちゃんが買ってきてくれた
ふわふわのロールパンがあったので
「少し食べてみる?」って聞いたら「食べる♪」と。

「でも一個は多いなぁ、はんぶんこしよう」と母が言うので
私はベッドに腰掛けてる母の隣にくっついて
ひとつのロールパンを半分ずつ食べました。

開け放した窓から気持ちいい風が入り込んで
私たちの背中をなでていきました。

おだやかないつもの朝の時間でした。

この数時間後、母の容態が急変するとは
夢にも思わなかったわけです。

担当の看護師さんに連絡すると
すぐに駆けつけてきてくださって
対応してくれました。

間もなく担当の医師も往診にきてくださって・・

愛する夫や娘や息子に手をさすり頭をなでられながら
永遠の眠りにつきました。

住みなれた自宅での最後でした。




昨年末からどことなく体調がすぐれなかった母は
1月に病院で検査をしたのですが
そのときにはすでに末期のすい臓がんでした。

若い担当医に「余命半年」って告知されてたけど
「そんなん誰が決めたん?」って思いました。

手術するかしないかで決断を任された父ちゃんは
悩んで悩んで悩みまくって
「手術もしない。延命治療もしない。」という選択をしました。

母に残された時間をみんなで大切に過ごそう!って。

体調のいい日には家族で温泉に行ったり
福井までお買い物に行ったりしました。

その後、いったんは大野の病院に入院していましたが
積極的治療よりも疼痛緩和ケアを重視するため
自宅での療養を母本人や家族みんなで決めました。

すぐに入院してるのと同じような治療を家でも受けられる
在宅介護支援プログラムを和光園さんに組んでいただきました。

週に何日か看護師さんが来て血圧や体温を測ってくださって
点滴も打ってくれました。

今思えば、このサポート体制は本当に心強かった!

はじめての在宅介護は私たち家族にとっても不安との戦いです。

母の治療はもちろんのこと
家族の心のケアまでちゃんとしてくださいました。

そしてもうひとつの大きな力は
近くに住む義姉の存在です。

何かあるとすぐに駆けつけてきてくれました。

おねーちゃん!ありがとう!
感謝感謝です。

おねーちゃんがいてくれんかったら
鷲野父も父ちゃんもわたしも・・
精神的にもへこたれていたかもしれません。

そしてもうひとつ・・

母の精神力です。

コレがすべてやったと言ってもいいくらい。

母は最期まで自力でトイレに行きました。

この話をすると誰もが驚きます。

いろいろ用意はしてありましたが一切不要でした。

2日前まではひとりでお風呂も入ってました。

自分の身に置き換えて考えてみると末期がんの終末期に
私はこんなにシャキッとしていられるやろうか。。と
思いますもん。

「おかーさん、すごいよ!」

昨日、初七日のお経を頂きました。

まだバタバタしていますがやっとこせ
落ち着きを取り戻しつつある鷲野家です。

母が余命宣告を受けた時
父ちゃんと決めたことがあります。

家族みんなで最高に普通の毎日を過ごそう!

「病人だからって特別扱いはしないで欲しい。」と
母本人が望むことでもありました。

ほんわかした優しい笑顔と共に
凛とした強さを持った母でした。


※お客様へ

在宅介護してたんなら、きっとお店の仕事にも支障が出てたのでは?
と不安に思われる方もいらっしゃることと思います。

大丈夫です!そんな心配はご無用ですよ~。

私たちはいつもどおりでしたから。

母のことを書くのやめとこ。。って思ったけど
お客さまにそんなふうに思っていただかなくてすむように
あえて今日の記事を書かせていただきました。

こんな感じやったんですよ・・って。

というわけで。

鷲野家はこれからも変わらずに普通です。

最高に普通の毎日を過ごしていきます。

みなさん、ありがとうございました。


※葬儀に際しまして皆様から心温まるお悔やみのお言葉と
 御厚志をいただきましたこと心よりお礼申し上げます。


nori2.jpg

* Category : 未分類
* Comment : (3) * Trackback : (-) |

きっと * by そふと
お母様の心は、いつもご家族のもとにあります。

笑ったり怒ったり、たまには泣いたりして、お母様と共に生きていける事に感謝ですね。

No title * by noriko
>そふとさん

ありがとね。私もそう思う。
気持ちがちょっと暗くなったとき
ツイッターでのソフトさんと
クリッパーさんたちの楽しいやりとりに
お腹を抱えて笑ってました。
5月には「お顔ほぐし」に誘ってくださって
ほんとに感謝してます。
あんとき思い切って行かんかったら
ずっと行けんかったもん。
動ける時に動かんとあかんね。
また大阪理容師カフェでお会いしましょう!!

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